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弊社リン酸化解析サービスに関する論文が、国際一流学術誌に掲載されました

先にお伝えした(弊社2024/12/23付け”NEWS”)、Virginia Commonwealth UniversityのSteven Grant教授との共同研究の成果が、2025年2月10日付けの Signal Transduction and Targeted Therapy 誌 [IF40.8(#1)]に掲載されました(https://www.nature.com/articles/s41392-025-02125-x)。
弊社は、Grant教授のご指導の元、細胞内分子のリン酸化状態の変化から、急性骨髄性白血病(AML)における既存薬2剤の併用相乗効果の機序解明に貢献しました。尚、この研究は、チロシンキナーゼに加えセリン/スレオニンキナーゼによるリン酸化計測が可能になった弊社の改良リン酸化アレイサービス(#2)が、初めて適用された成果です。

#1 IF(impact factor: インパクトファクター)
インパクトファクターとは、学術雑誌がその分野内でもつ影響度(=インパクト)を計測する指標の1つで、当該雑誌に掲載された論文が他の雑誌に引用された頻度から算出される数値です。一般に、生命科学の分野では、「インパクトファクターの数値には明確な目安はありませんが、一般的には1~2程度になることが多いとされています。インパクトファクターが5以上だと高いといわれており、10以上の場合は高く評価されている雑誌といえます。」
参考:https://gakkai.online/column/IF
   https://www.med-english.com/news/vol153.php

#2 弊社リン酸化解析サービスとその改良
リン酸化解析システム、”Phospho-Totum”(特許第6884389号)、は、細胞中リン酸化状態の網羅的計測とデータ解析がシームレスに一体化された世界初のシステムです。ガラスプレート(アレイ)上にスポットされた1,471種のタンパク質(基質)について、細胞もしくは組織の破砕液(ライゼイト)中のキナーゼによるリン酸化度を1回の実験で網羅的に計測します。さらに、それらの計測値から、パスウェイの活性化度、キナーゼの活性化度、また薬剤候補の標的キナーゼを、独自数理解析プラットフォームによって推定します。
通常「リン酸化計測/解析」という言葉から想起される、予め想定された基質の残基ごとの計測/解析とは異なります。本システムは、タンパク質全体のリン酸化度を計測し、そのタンパク質をリン酸化するキナーゼの活性化やパスウェイの活性化などをマクロなレベルで推定します。詳細な1つのタンパク質内の残基群のリン酸化解析の前に、当該タンパク質の影響をパスウェイ全体の観点から検証します。従って、過去の知識や研究者の思い込みに捕らわれることなく、データ駆動によって疾患機序や標的ターゲットの探索・検証が可能です。
2024年度、従来のチロシンキナーゼのみによるリン酸化度の計測/解析から、セリン/スレオニンキナーゼによるリン酸化度の計測/解析も可能なシステムに改良し、より網羅的な解析が可能になりました。

【本件に関するお問い合わせ先 】
ソシウム株式会社
東京都江東区青海2-4-7
産業技術総合研究所 臨海副都心センター 
バイオ・IT融合研究棟5階、6階、7階
https://socium.co.jp/ja/
E-mail:contact@socium.co.jp